お掃除機能付きエアコンもカビます

エアコン分解洗浄

帯広も一昔前とは違い、夏は暑く湿度も高く夜も寝苦しい日が増えたのでエアコンの設置率がとても上がっています。

新築一戸建てはほぼ100%設置していると思います。賃貸のアパートでも今は設置をしていないところの方が少ないのではないでしょうか。
この家庭用のエアコンですが大きく分けると2種類あります。
昔からある普通のエアコンとお掃除機能というのが付いているエアコンの2種類です。

パッと聞いた印象だとお掃除機能が付いているエアコンだと、エアコンクリーニングは必要ないのでは?と思いますよね。
お掃除機能が付いているということは、エアコンの内部のホコリやカビを自動で掃除してくれるんだろうと感じると思います。

ですが!実はお掃除機能が付いているエアコンもカビが生えます!ちゃんと生えています!
え?じゃあお掃除機能ってなんなんだ…
不思議ですよね。

今回はそんな不思議なお掃除機能付きエアコンのお話です。

お掃除機能付きエアコンとは

エアコン本体にこのようなゴツイ機械がついているのがお掃除機能付きエアコンです。
お掃除機能付きエアコンとはエアコンフィルターの自動お掃除機能がついたエアコンのことを言います。
そう、つまり基本的にエアコンの表面についたホコリしか掃除をしてくれません。
フィルターの表面の掃除だけなので当然エアコンの内部は汚れていきます。

それなのに家電量販店さんではお掃除機能付きはエアコンクリーニングが必要ありませんよ!という営業トークをされることがあるみたいです…
詐欺とまでは言いませんが、ちょっとひどい話だなぁと個人的には感じています。
どっちみちカビが生えるなら安価な普通のエアコンを買いたかったと感じている人も多いでしょう。
クリーニングも割高ですからね。

ちなみに多くのお掃除機能付きエアコンは確かにフィルターの掃除はしてくれますが、その除去したホコリはお掃除ユニットにあるゴミを溜めておくパーツの中に入るだけです。
なので定期的にそのゴミが入っているパーツのお手入れが必要です。
これもちょっとめんどくさい(^^;

完全に自動ですべてをやってくれる訳ではないです。
ただ一部の機種では、なんと回収したホコリを外に排出する機能がついています!
これならなんか良さそうですよね!

しかしこれも欠点があります。

パナソニックエアコンでよくある症状

パナソニックのお掃除機能付きエアコンの多くはホコリを外に排出する機能が付いています。
ですが、これが機能していないことが度々あります。

これはパナソニックのお掃除機能付きエアコンです。
なんかモコモコしたものがびっしりエアコンについていますが、これは全てホコリです。
ちゃんとフィルターが全面に装着されていたのに、アルミフィンにびっしりホコリが付いています。
これはパナソニックのエアコンでよく見られる症状の1つです。
お掃除機能が作動しても何らかの原因でうまくホコリが排出されず、エアコンがホコリだらけになっています。

これなら正直普通のエアコンを買って定期的に自分でフィルター掃除をした方がエアコンを綺麗に保てます。

凍結洗浄やファンブラシという機能もある

お掃除機能付きエアコンによっては、凍結洗浄という機能が付いています。

これはエアコンのアルミフィン(熱交換器)を強制的に凍結させ、解氷時に発生する水でアルミフィンに付着している汚れを一緒に排出させる機能です。

またファンブラシという機能もあります。
これは送風ファンについた汚れやカビをファンの近くに設置したブラシでかき落とすという機能です。
どちらも積極的にエアコンの掃除をしてくれてなんか良さそうですよね!
ちなみにこちらがどちらの機能もあるエアコンの内部の様子です。

カビとんのかい!!

この機能を知った時もしかしたらエアコンにカビが生えづらいのかもと思いましたが、あまり効果は無さそうです。


ファンブラシはこんな感じでエアコンに刺さっています。

ブラシ自体もカビが生えています。
正直こんなブラシでファンが綺麗になるとは思えません( ;∀;)

凍結洗浄があってもドレンパン内部はカビが生えています。
やはりカビが生えないようにするのはかなり難しいみたいです。

何を伝えたいのかというと

今回の記事で何を伝えたいのかというと、もしもこれからエアコンを買おうとしている人がこの記事を見ているならお掃除機能付きエアコンは辞めた方が良いですよ!!ということです。
何かこだわりがあってお掃除機能付きエアコンを買うなら良いと思います。

ただお掃除機能付きエアコンという名前の響きだけで選んでしまうときっと後悔します。
家を冷やすだけなら普通のエアコンで良いと思います。
暖かくしたいなら寒冷地エアコンを買えば大丈夫です。

一応1000台以上エアコンクリーニングをした僕がそう感じているのである程度説得力はあると思います!

もしもこれからエアコンを買う予定があるのであれば、是非今回の記事を参考にしてくださいね(^^)/

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